企画展

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◆ 展示案内

 

 

 

2023年度企画展

 

「清澤満之の周囲ー井上円了・澤柳政太郎」

 

    会期…2022年3月25日(月)〜2023年2月26日(日)

 

【開催にあたって】


 〇清澤満之(1863〜1903)は、幕末の名古屋に生まれ、京都、東京にて勉学に励み、その後、三河大浜の清澤やすと結婚した。それ以後も、主にこの三つの場所で、人と出会い、書物を読み、真宗仏教の教えを聞きとっていった。その生涯は、人生にとっての最大事件である生死(迷い)を超える道に出会うことにあった。
 今回は、満之が、東京での学びの際に出会った人物で、その後の人生においても、深い関わりをもった澤柳政太郎(さわやなぎ・まさたろう1865〜1927)、井上円了(いのうええんりょう、1858〜1919)を取り上げ、三人の生涯とその出会いをみていきたい。
 また三人はそれぞれの大学の設立あるいは経営に携わった。澤柳は成城大学、井上は哲学館(現在の東洋大学)、清澤は真宗大学(今の大谷大学)と、それぞれの大学で青年教育を大切にした。近代日本の教育史を背景にしながら、三人の教育観、大学觀もあわせて見ていきたい。


 

 

[展示の解説]

 

T 井上円了と満之
井上円了は、仏教の近代化の先駆者、妖怪学の提唱者として活躍し、東洋大学(前身は哲学館)を創設している。真宗大谷派(東本願寺)の留学生として、創設されたばかりの東京大学で学んだ。
満之は、東京大学にて宗教哲学を学びながら、井上円了が創立した哲学館(後の東洋大学)に関わった。そこで多くの学友と出会い、交流を深めた。
【展示資料】
「哲学館真宗同志会員写真」
哲学館創立に関する、井上円了の東本願寺への上申書 
『哲学館講義録』 「徳永満之述応用心理学」

 

U 澤柳政太郎と満之
澤柳政太郎は、近代日本の教育学者、教育行政家。文部省の役人として、普通教育から大学に至るまでの近代的な教育制度と教育内容の刷新を指導。東北大学、京都大学の総長に就き、また現在の成城大学につながる成城学園を創設している。大谷派においては、大谷尋常中学(現在の大谷中学高等学校)の第三代の校長を務めている。
【展示資料】
東京大学朋友との写真 
『エピクテタス語録』と『臘扇記』
清澤満之葬儀の写真

 

V 井上・澤柳・満之が目指した学校教育
井上円了?哲学館開設の旨趣
澤柳政太郎?成城学園の建学の精神
清澤満之?真宗大学開校の辞

 

W 井上・澤柳・満之の関わり
明治二十二年満之の手紙から見える東京 での交友関係

 

【協力】
東洋大学井上円了博物館
成城学園教育研究所